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コラム 2025.02.19

「色」ってなに?

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常に無意識的に目にしている「色」とはなにか知っていますでしょうか?


リンゴは【あかいろ】ですし、海は【あおいろ】というのは理解できると思いますが、なぜ赤色や青色に見えるのかは普段生活している中で分かることはないと思います


そんな色についてお話ししようと思います

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とは、光と視覚によって感じられる感覚の1つです


波長の違いや明るさ、彩度によって色の違いを感じることが出来ます


また、色は電磁波の一種で波長の違いによって私たちは色として認識できるようになります

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色がもたらす効果として、いくつか挙げられます


物理的に全く同じ距離にある同一形状・面積の色のついた物体でも、明るく彩度が高い【暖色系(赤・オレンジなど)】の色は膨張色と言って、実際よりもやや大きく(膨張して)、また手前に迫ってくるように(前進して)見えます


暗くて彩度の低い【寒色系(青・緑など)】の色は収縮色と言って、反対にやや小さく(収縮して)遠目に引っ込んでいるように(後退して)見えます


先ほどの写真では黒と白がありますが白が膨張色にあたり、黒が収縮色にあたります


ボードゲームで囲碁というのがありますがそこで使う「駒」は白い駒が黒い駒よりも少し小さく作られているのですが、それは膨張色・収縮色の関係で同じ大きさでつくると膨張色である白い駒が大きく見えてしまうということに配慮されているということになります

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人の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)のうち、「暖かい」や「寒い」といった感覚は本来、触覚(皮膚感覚)によるものですが【暖色】や【寒色】といった感情効果は視覚を通じて「色」から寒暖差を感じることもできます


このように本来の感覚系統とは異なる方法で感覚反応を引き起こす現象を【共感覚】といいます


例えば、女性の甲高い声のことを「黄色い声」と表現していることも共感覚によるものです

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色は心理的な部分にも作用します


暖色系の彩度の高い色は心理的に興奮する傾向があり食欲増進等の効果もあり、中華料理屋のテーブルなどが暖色系が多い理由にはそのような理由があります


寒色系の彩度の低い色は心理的に沈静(沈静)する傾向があります


このほかにも色々な心理的効果や特徴が存在します

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建築にも色は深く関わってくると思います


例えば寝室など落ち着きたい部屋には寒色系の壁紙を使ったり、活動的になるダイニングキッチンは暖色系を使うなど色だけでも工夫が可能になります


リフォーム・リノベーションであれば実際に住んでいて感じるもの(狭く感じたりなど感覚的な部分)は壁紙の色を変えるだけで心理的に変わったりすることがあると思います


住宅は間取りや住設器機の性能が大切ですが、そこに「色」という+αを考えてみてはどうでしょうか?

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