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コラム
2025.01.27
見なくなった冬の風物詩
見なくなった冬の風物詩
この冬は、底冷えするような寒さも少なく、暖冬ではないでしょうか。
子供のころは、寒くても雪が降れば、喜んで外に出てはミニスキーで遊んでいました。
雪合戦やそり遊びも定番でしたね。
最近は、ミニスキーで遊んでいる子供を見かけません。
昔は、近所の子供たちと一緒になって、雪が積もるとすぐに外へ飛び出していたのですが…。
今もミニスキーは売っているのでしょうか。
ミニスキーを懐かしいと思ってる方は、私と同年代の方でしょうね。
ところで、私が子供のころ、冬は当たり前のように見かけた「つらら」を最近見かけなくなりました。
軒先や木にぶら下がる、キラキラと光るつららを折っては舐めて尖がらせてることが冬の風物詩だったのに…
40年以上前、
断熱材の少ない住宅(断熱材の入ってない住宅)では、
ストーブの熱で屋根裏が温まり、
雪が解けて軒先から水が流れ出していました。
夜間の冷え込みによって、この水が凍り、
キラキラと光る美しいつららができあがったものです。
しかし、現代の住宅は断熱性能が格段に向上したため、
屋根裏が温まることが少なくなり、
つららを見る機会が減りました。
温暖化の影響も考えられるでしょう。
冬の風物詩だったつららが少なくなったのは、
時代と環境の変化を感じます。
野口