住宅の構造とは?

家づくりの中でいくつかプロの領域があります。

住宅の構造もそのひとつで簡単に言えば柱や梁の構成や耐震について検討することです。

若いころ先輩から教えてもらった梁せい(梁の巾に対して垂直方向の大きさ)の簡単な算出方法は1尺(303㎜)に対して1寸(30㎜)というものです。

例えば1間=6尺(1820㎜)の場合梁せいは約180㎜程度となります。

これが2間=12尺(3640㎜)だと梁せいは訳360㎜と大きな梁となります。

リビングで16帖とか18帖になると、このように大きな梁が必要になります。

しかしこれは住宅業界における経験値によるもので計算に基づいた根拠ではありません。

今は一軒ごとに構造検討(構造計算)を行います。

1階の柱の上に2階の柱が多く乗るように直下率を上げたり1階の壁上に2階の壁が乗るようにバランス良く壁を配置すると梁せいも小さくて済みます。

このように構造検討することにより、建物の強度を保つことと無駄に大きな梁を無くすことでコストにも有利な経済設計となります。

構造はプランの後に考えるものではなく、ある程度はプランと同時に考えるものなのです。

10. 8月 2021 by Re-size.
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