学力向上には自然光が効果的?! 窓辺から学習環境を考えよう

自然光を採り入れた住まいづくりは、子育ての観点からも重要なポイント。窓からの自然光は普段の生活に開放感をもたらすだけでなく、健康面や子どもの学習効果においてもプラスの影響をもたらすことが最近の研究によって明らかになってきています。

自然光は睡眠の質や脳の発達にも影響?!

自然光には、自律神経を整えて心をポジティブにする「セロトニン」というホルモンを活性化する効果があります。セロトニンは体内時計の働きを保つのに重要な役割を担っているため、睡眠の質にも大きく関わります。睡眠の質や睡眠時間は、脳の発達にも影響を与えることがわかっており、子どもの健やかな成長のためには、日中にしっかり自然光を浴びて、適切な睡眠サイクルをつくることが大切です。

窓の大きさで学力に差が出るという調査結果も!

学校を対象とした海外の調査によると、より窓が大きい教室の学生の方がテストの成績が良かったという結果に。また、窓のない教室の場合は学生の欠席率が高くなったという事例も報告されています。これらの調査結果を踏まえると、窓からの自然光が、子どものパフォーマンスや学習意欲にも少なからず影響を与えるということが伺えます。

勉強机のレイアウトも窓の位置から考える!

わが家で子どもの学習環境を整える際も、窓からの自然光を上手に採り入れたいもの。明るく心地のいいスペースなら、勉強もきっとはかどるのではないでしょうか。その際、ポイントとなるのが勉強机に対する窓の配置。利き手と反対側に窓が来るようにすれば、ペンを持つ手が影にならず、自然光で手元を明るくできます。

また、窓辺に勉強机を置く際に配慮しておきたいのが窓の断熱です。窓辺が寒かったり、暑かったりすると、勉強に集中できないだけなく、体調を崩す要因にもなりかねません。ぜひ、窓の断熱にもしっかり配慮して、快適で明るい学習環境を整えてあげてください。

17. 4月 2021 by Re-size.
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