2008 年 2 月 のアーカイブ

わかりやす~いコンクリートの話。その4

2008 年 2 月 27 日 水曜日

CONの強度というものは一種類だけではなくていくつも種類があります。
表される形は

21・15・25

このように数字が3つ並びます。
各数字には本来単位があるのですが、ややこしくなるので数字の意味についてお話しますね。

まず最初の数字21について。

この数字はCONが4週間後に達する圧縮強度の数値で
数字は1平方センチあたり210kgの荷重に耐えられると言うことです。
この数字が大きくなると強度も強くなり、小さくなると弱くなります。
4週間後にはCONの持つ圧縮強度80%に相当に達します。
100%に達するまでにはそれからまだまだ時間が掛かります。

つづいて真ん中の15について。

この数字はCONの柔らかさを表す数字です。
スランプコーンと呼ばれる高さ30㎝の筒にCONを詰めて、スランプコーンを引き抜いたときに
崩れたときの差を表します。
15と言うことは30cmあった高さが15㎝に崩れたと言うことです。
この数字が大きくなると柔らかく、小さくなると硬くなります。

最後の数字25について。

この数字は粗骨材(CONの中の砂利です。)
の最大寸法です。
25と言うことは25mmですね。

と、このようにCONの種類をを数字で表すとこのようになります。

ここで気を付けなければならないのは、CONの最初の数字圧縮強度です。
通常構造体には18を下回るようなCONは使用しないほうがよいでしょう。通常は21以上といったところでしょうか。

さらに気温に応じて温度補正を掛けることがよりよいCONの品質を保つことができるでしょう。
これは低い気温のときに通常の強度より割り増しておくと言うことです。
気温によってこの補正値は変わってきます。

このCONの強度をしっかりと出さなければなりません。
そしてCONの品質を保つのに大事なことは養生です。

次回は養生についてお話します。
(なかなかCONの話題が終わらない・・・・)

中性化!

2008 年 2 月 26 日 火曜日

前回は鉄筋コンクリートと言う言葉が出てきました。
CONについてもう少しお話したいのですが、番外編的に鉄筋についても少しふれますね(o^。^o)

CONはアルカリ性。鉄筋は酸性。
鉄は外に放置して風雨にさらしておくと、いつのまにかサビちゃいますよね。
鉄はサビが進むともろくなってしまい、粘り強さがなくなってしまいます。
と言うことは、鉄筋コンクリートの鉄筋がサビてしまうと構造的に非常によくない状態になってしまうと言う事なんですね。

で、CONのアルカリ性。
鉄筋はCONのアルカリ性の中にあるおかげでサビない状態になっているわけです。
鉄筋とCONて相性がバツグンなんですね。

ところが、CONもずぅ~とアルカリ性を保っていられるわけではなくて徐々に外側から中性化というものが進んで行きます。この中性化自体はCONの強度を低下させるものでは無いのですが、鉄筋をサビから守ってくれるアルカリ性がなくなると鉄筋はサビてしまいます。
俗に言う鉄筋コンクリートの寿命と言われるものは、鉄筋の寿命と言ってもいいのかも知れませんね。

そこで、鉄筋を中性化から守るのは「かぶり」をしっかり確保する事です。
「かぶりって何?」
お話します。

かぶりとは、CONの外側の表面と中にある鉄筋の表面との距離の事です。(各部位によりかぶりの寸法は違います。)このかぶりをしっかり確保する事が、良質な鉄筋コンクリートを造りだす事につながります。そこにはやはり信頼の置ける業者さんに任せるほかは無いようです。

わかりやす~いコンクリートの話。その3

2008 年 2 月 25 日 月曜日

まだまだコンクリート(以下 CON)の話、というか簡単な構造の話。
でもこれだけ知っていれば十分かなと言うことです。

結論から先に言えば、CONは圧縮力を負担します。そして圧縮の反対の力である引っ張りを負担するのが鉄筋です。そうです、鉄筋コンクリート構造とは、こういった力の分担をしているわけなんです。

ちょっとイメージしてみましょうか?
僕は子供の頃よく新しいケシゴムを買うとケースから取り出して、親指と人差し指でグニャ~って曲げて遊んでました。その曲げている力が限界に達すると上側に亀裂が入ってきて、まもなく2つに切れちゃいます。あの状態、上側の亀裂の入るほうが引っ張りで下側が圧縮です。

消しゴムでご説明

なんとなくでもわかればOKです。

CONは圧縮を負担するので曲がる力に対して踏ん張ろうとします。逆に鉄筋は引っ張りを負担するので曲がる力に対して粘り強く曲げについていきます。(針金をイメージしてみてください。グニャッと曲がるでしょ。)

鉄筋コンクリート構造とは鉄筋とCONのお互い良い特徴を生かした構造なんですね。この構造は住宅では主に基礎に用いられています。

わかりやす~いコンクリートの話。その2

2008 年 2 月 24 日 日曜日

・・・・・・先回の続き

コンクリート(以下 CON)の品質というものは現場の状況、特に気象条件に大きく左右されます。現場に搬入される生CONは、まさに字の如く生きていると言ってていいでしょう。

と、その前にCONは何で出来ているか、お話します。
基本は、砂と砂利と水とセメントで構成されています。
この配合を変えることによりさまざまな強度のCONができるのです。(厳密には他にも調合されるものがありますが、専門的になるのであくまで基本。)
これらが化学反応を起こしCONが徐々に硬化していき、カチンカチンのCONが出来上がります。

話をもどして。
CONは生きてるって言うこと・・・・
そう、生CONも人間と暮らす環境と同じで気温が高すぎても低すぎてもいけません。僕が思うに、人間が快適と感じる気温がCONにも適していると考えます。

気温が高すぎると(真夏の炎天下のように)急激な水分蒸発により、硬化後クラック(ひび割れ)などの原因になるでしょうし、又気温が低すぎると(氷点下になんかなると)水分が凍結して硬化できずにボソボソのCONとは言えないものになっちゃいます。

又、雨や雪の日にも注意が必要です。
前にもお話したとおり、プラント(工場)で配合されたものが現場で施工されることが原則です。
現場で生CONを打設後、雨など入らないようにしっかり養生されればよいのですが、なかなか完全とはいきません。やはり雨が降っていない時に施工するのがよりよい方法だと思います。(それも直射日光が当たらない曇りの日なら尚よいでしょう。)

それと気を付けたいのは、現場とプラントの距離。
理想は30分以内で到着できる距離。1時間も掛かるようならやめたほうがいいかも・・・・
なぜならミキサー車がプラントを出て現場に向かっているときから既に硬化は始まっていきます。
真夏のすごく暑い日なんかでしたら1時間以上経つと、目でも手で触っても硬化しているのがわかります。

できるだけ現場から近いプラントから生CONを出荷することがよりよいCONの品質を保つ要因になるんですね。

わかりやす~いコンクリートの話。

2008 年 2 月 24 日 日曜日

わかりやす~いコンクリートの話。

木造住宅と言っても全てが「木」で出来ているわけではありません。構造体の種別として「木」なのですが、木造住宅に限らず全てと言ってよいほど基礎にはコンクリート(以下 CON)が使われています。

そのCONにも種類はいろいろありますが、基礎に使われているCONはレディーミクストコンクリートと言って俗に生コンクリートとも呼ばれています。

性状はドロドロとしていて、黒っぽい灰色をしています。
性質はアルカリ性で素肌に触れると荒れてしまうので、直接手では触らないように注意しなければいけません。

又、比重はタテ1m×ヨコ1m×高さ1mで2.3トンで同じ体積の水が1トンですから、とても重いですね。

コンクリートミキサー車

住宅の工事現場にコンクリートミキサー車が止まっているのを見た事がありませんか?
あれは基礎にCONを打設している状況です。
CONを流し込む作業を「打設(だせつ)」と言ったり、「打つ」と言ったりします。おもしろい独特な表現ですよね。

昔の話で(今はこんな事をしている業者はいないと思いますが・・・)現場に搬入されたCONにまた水を現場で入れている事があったそうです。
CONをやわらかくして作業性をよくする為に行われたようですが、この行為はCONの性能を著しく低下させ、強度も大きく減少するので絶対に行ってはいけないのです。

CONはプラント(工場)で配合された状態のものを現場で打つ事が絶対条件です。

続きはまた次回・・・

大切な事。

2008 年 2 月 23 日 土曜日

今日は朝からお客さんのところへ

以前勤めていた会社で家を建てて下さって、非常にお世話になったお客さんです。
そのお客さんは、僕が会社を辞めたことは知っていたのですが、何故かその会社に連絡をすることなく僕のところへ連絡をくれました。

内容は小さな不具合。

とはいってもお客さんは困っているので早速修繕道具を持って出発。
僕自身も自分が担当した建物の事なので自分が対応する事に何の抵抗も感じず自然な事と思えました。

もちろんお客さんは会社と契約を結んで家を建てたわけで、不具合があればその会社に連絡して対応してもらえばいいのです。きっと僕もそのお客さんにそういう風に説明するべきだったのでしょう。

でも、お客さんは僕を信頼して連絡してきてくれたので、とてもありがたく僕もそれに答えないわけには行きません。(自分ができる範囲というものはありますけど)

僕の結論。「お客さんが頼みやすいところに頼めばいいのかな。」

僕はそんな人と人とのつながりって大好きです。
家造りにたずさわる人ってあんまり損得勘定を考えちゃうとつまらなくなっちゃうんじゃないかな。

僕は楽しく家造りをしていきたいですし、お客さんにも楽しく家造りと楽しい暮らしができるようにお手伝いをしていきたいです。
それも人と人とのつながりを大事にしながらですね。

(ちゃんと商売しろって声がきこえてきそう・・・)

家造り!

2008 年 2 月 22 日 金曜日

今、家を建てようと思ったらどこに頼のめば良いのだろう。

それはお施主さん次第。
と言ってしまっては話が続かない。

しかし、なにを選択するのかは、やはりお施主さん次第でしょう。

家を造る業者はハウスメーカー、パワービルダー、工務店、設計事務所と大きく分けるとこうなります。
住宅というカテゴリーで、この4タイプの業者のどこかが一人勝ちしているわけではなく、それぞれに持ち味を活かしてお施主さんを分けているようです。
言い換えればお施主さんの予算や好み、家に対する自分の位置づけなど無限に広がる答えに1つの業者パターンだけが確立されるとも思いません。

各業者には強みと弱みがありますが、その中からいかに自分に合う家を造る(自分や家族の暮らしが実現できる)業者を選ばなければなりません。でもそれは決して簡単な事では無く、家造りを真剣に考える人ほど迷うんだろうと思います。

そこで僕からの提案。

家を造る前に沢山勉強しましょう。
家という建築物のこともそうですけれど、どういった暮らし方をしたいのかという事も非常に重要な事です。勉強をしていけばしていくほど、自分に合う業者が見つかるものです。

是非、沢山勉強して自分にとって良い家造りをしましょう。

少しでもお手伝いが出来ればと思いますので、さまざまな情報をお伝えしていきます。

事務所!

2008 年 2 月 22 日 金曜日

今日は久しぶりによいお天気でした。

というか2日間外に出ていなかったので、天気がどううだったかわからなかったんですけど。
一昔前までは、天気予報もあんまりあてになりませんでしたけど、最近はよく当たりますね。
いろいろと技術発達があって天気予報の精度もあがっていったのでしょうか。

やるな、気象庁。

でも、又明日から雪が降るみたいで春はまだ来てくれそうもないです。

さて、今日は事務所を借りる候補地に下見へ行ってきました。
古~いマンションの1階。
マンションが2棟あって、それぞれを繋ぐ渡り廊下にテナントがあります。
と~ってもノスタルジックな雰囲気。昭和にタイムスリップしたようなたたずまい。

好きです。

床屋さん、美容院、お惣菜やさんや設計事務所とさまざまなお店が軒を連ねてます。
不動産屋さんは早めに来ていた様で既に鍵を開けて待っていてくれました。

ざっと中を見て、「まぁこんあもんかな」と壁のクロスが新しいのと、
天井の化粧ボードの小汚い事のアンバランスさに妙に納得してしまいました。

事務所

不動産屋のおばちゃんと雑談しながら各部の寸法取りを開始。
一応レイアウトを考えなきゃなんで、黙々と作業に没頭していたら
おばちゃんがそっとフェードアウトしてました。(自販機でドリンク買って飲んでたみたい)

作業が終わり、検討して返事をする事をおばちゃんに伝えて家路へ。
車の中でどうしようか考え、借りる方向で進めようかと思います。家賃も安いですし。

断熱材!

2008 年 2 月 21 日 木曜日

今日、断熱材のサンプルが届きました。
素材はペットボトルをリサイクルしてできた断熱材。
思わず匂いを嗅いでしまう悲しい習性・・・
別に嫌な匂いはありませんでしたけど。

以前、羊毛の断熱材を使った事がありますが、あれは結構独特な匂いがします。
木造住宅に使用したのですが、建前後2~3週間後に床、壁、天井に入る羊毛の断熱材を施工してる
段階で室内に剥き出しになった羊毛断熱材。
結構独特な匂いがします。

でも、各部の仕上げ工事が行われ、断熱材が見えなくなると匂いはしないのでご安心あれ。

そう。ペットボトルのリサイクル断熱材。
今回の工事はこいつを使ってみることにしました。
今回の工事と言っても僕の記念すべき第1号の物件なんですけどね。
小さいリフォームなんですけどうれしいです。
工事自体は4月になってからかなぁ。なんで今はお客さんと打合せしたりです。

リフォームするところは、3階建ての3階にある物置。ここをご主人のホビールームにしたいとの事。
現在の状態は断熱材が入っていないようで室内がヒドイ結露。
そこでいろいろと断熱材を検討してみたのですが、施工精度が上げられそうなこのペットボトルのリサ
イクル断熱材。こいつに決定。

また進捗をお伝えします。

今日から始まるのさ。

2008 年 2 月 20 日 水曜日

記念すべき?第一回目。

結構ブログをやってる人って多いんだろうなと思いつつ、
やっと流行ものに乗っかります。

僕の人生と同じくブログもいったいこの先どんな展開になるのか知る由もありません。
と言いつつ、本人は以外と真面目に住宅とかそれに関連する事について語っていくつもりです。

どうぞよろしくお願い致します。