‘建築’ カテゴリーのアーカイブ

環境問題の問題2。

2008 年 7 月 17 日 木曜日

前回の引き続き。

次は風力発電。

白く大きな風車を見たことありませんか?

パッと思い浮かぶのは胎内市(旧中条町)の海沿いに見える風車。

風車

これは風の力を利用して発電するものなのですが、ここでもある問題が・・・・・

それは、こういった風車の近くに家を持つ住民に健康被害が出てきているといったもの。(胎内市の事例ではありません)

風車が回転すると空気振動が起こり、それにより血圧が上がったり、頭痛がしたりと

症状はさまざまなようですが、健康被害を訴える人がいるそうです。

中には自宅があるのに自腹でアパートを借りて夜はそこで眠るという生活を強いられている

人もいます。

このように深刻な事態がある人たちがいるのに

具体的な解決策が今のところ見つかっていないのです。

太陽光発電も風力発電も自然のエネルギーを使う、というすばらしい技術なのですが

背景にはまだまだ問題があります。

環境問題という誰もが絶対的に否定しようのないテーマに対して別の問題がありうるということも

考えなければいけないと思いました。

何か、環境を考える事が無条件でいいことだと自分自身の中で錯覚していました。反省です。

環境問題の問題。

2008 年 7 月 16 日 水曜日

洞爺湖サミットが終わりましたが、より一層環境やエネルギーについて

関心が高まったのではないでしょうか?

家づくりも例外なく取り組んで行かなくてはいけないテーマなのですが、

手放しに突っ走る訳にもいかない現状があることを目にしました

まず、太陽光発電。

屋根などにパネルが乗っかってるのを見たことありませんか?

あれがそうです。

簡単に言うと太陽光のエネルギーを電力に変えるシステムです。

そしてこんな問題が起こったのです。

ある人が7年くらい前に太陽光発電システムを自宅に設けました。

システム導入費用が約500万円、そのうち160万円は国からの補助金が出ました。(現在は補助金制度なし)

そして、月平均約1万円分の発電が出来るそうです。

もちろん自宅の電力として使うわけですが、余った電力は電力会社に売ることが出来ます。

1万円分だと毎月トントンくらいなものでしょうか。

ある日、そのお宅の隣に建物の建設計画がされました。

計画によるとその建物が建った場合、午前中はほとんど陽があたらなくなってしまうというもの。

そうなったら今までの発電量は激減してしまいます。

こういったケースがあちらこちらで発生してきているようなのです。

こういった現状について、補助金で住宅用太陽光発電の促進を図った経済産業省の回答は

日陰の原因となる建物などの規制については「管轄外です」という事らしい。

国土交通省の回答は「建築確認申請は地方自治体に委託している」というもの。

結局は太陽光発電を設置した人たちのこういった問題の救済措置は無いのが現状なのです。

順調に太陽光発電システムが稼動していれば20~30年で設置費用が改修できる計算でしょうが、

それは不可能になってしまいます。(メンテ費用は含まず)

更に太陽子発電の研究者の指摘も気になります。

太陽光発電のパネルの故障というのは見分けにくいもののようで

そういったメンテナンスの技術者が圧倒的に少ないということです。

さまざまな問題があるものだと現実を垣間見て考えさせられています。

ありがとうございました。

2008 年 6 月 10 日 火曜日

Sさまのリフォーム工事が完成。

物置で使用されていたスペースをを部屋にしました。

こちらがリフォーム前 ↓

物置

物置

それがこんな感じに変身! ↓

チェア

机

天井の仕上げは杉羽目板、壁はシックイと杉羽目板。

床はヒノキフローリングで、机や棚材は新潟の最北端山北の杉です。

断熱材はペットボトルの再生品を使っています。

上の写真は白熱灯の灯りで下が蛍光灯の灯りです。

明るさによって大分雰囲気が変わりますね。

照明

蛍光灯を杉の幕板で大工さんに組んでもらいオリジナル照明に。

かえる

入口戸の上に棚板を造りました。

そこに、ちょこんと座った蛙のユニットと渡し船?

マヌケな表情が和みます。

お施主さんは、「他の部屋まで木の香りがしてくるし、ここは空気の質が違うね」

と大変気に入っていただきました。

Sさま。工事中はいろいろとご協力いただきまして大変ありがとうございました。

2期工事もまた宜しくお願いいたします。

わかりやす~いコンクリートの話。その4

2008 年 2 月 27 日 水曜日

CONの強度というものは一種類だけではなくていくつも種類があります。
表される形は

21・15・25

このように数字が3つ並びます。
各数字には本来単位があるのですが、ややこしくなるので数字の意味についてお話しますね。

まず最初の数字21について。

この数字はCONが4週間後に達する圧縮強度の数値で
数字は1平方センチあたり210kgの荷重に耐えられると言うことです。
この数字が大きくなると強度も強くなり、小さくなると弱くなります。
4週間後にはCONの持つ圧縮強度80%に相当に達します。
100%に達するまでにはそれからまだまだ時間が掛かります。

つづいて真ん中の15について。

この数字はCONの柔らかさを表す数字です。
スランプコーンと呼ばれる高さ30㎝の筒にCONを詰めて、スランプコーンを引き抜いたときに
崩れたときの差を表します。
15と言うことは30cmあった高さが15㎝に崩れたと言うことです。
この数字が大きくなると柔らかく、小さくなると硬くなります。

最後の数字25について。

この数字は粗骨材(CONの中の砂利です。)
の最大寸法です。
25と言うことは25mmですね。

と、このようにCONの種類をを数字で表すとこのようになります。

ここで気を付けなければならないのは、CONの最初の数字圧縮強度です。
通常構造体には18を下回るようなCONは使用しないほうがよいでしょう。通常は21以上といったところでしょうか。

さらに気温に応じて温度補正を掛けることがよりよいCONの品質を保つことができるでしょう。
これは低い気温のときに通常の強度より割り増しておくと言うことです。
気温によってこの補正値は変わってきます。

このCONの強度をしっかりと出さなければなりません。
そしてCONの品質を保つのに大事なことは養生です。

次回は養生についてお話します。
(なかなかCONの話題が終わらない・・・・)

中性化!

2008 年 2 月 26 日 火曜日

前回は鉄筋コンクリートと言う言葉が出てきました。
CONについてもう少しお話したいのですが、番外編的に鉄筋についても少しふれますね(o^。^o)

CONはアルカリ性。鉄筋は酸性。
鉄は外に放置して風雨にさらしておくと、いつのまにかサビちゃいますよね。
鉄はサビが進むともろくなってしまい、粘り強さがなくなってしまいます。
と言うことは、鉄筋コンクリートの鉄筋がサビてしまうと構造的に非常によくない状態になってしまうと言う事なんですね。

で、CONのアルカリ性。
鉄筋はCONのアルカリ性の中にあるおかげでサビない状態になっているわけです。
鉄筋とCONて相性がバツグンなんですね。

ところが、CONもずぅ~とアルカリ性を保っていられるわけではなくて徐々に外側から中性化というものが進んで行きます。この中性化自体はCONの強度を低下させるものでは無いのですが、鉄筋をサビから守ってくれるアルカリ性がなくなると鉄筋はサビてしまいます。
俗に言う鉄筋コンクリートの寿命と言われるものは、鉄筋の寿命と言ってもいいのかも知れませんね。

そこで、鉄筋を中性化から守るのは「かぶり」をしっかり確保する事です。
「かぶりって何?」
お話します。

かぶりとは、CONの外側の表面と中にある鉄筋の表面との距離の事です。(各部位によりかぶりの寸法は違います。)このかぶりをしっかり確保する事が、良質な鉄筋コンクリートを造りだす事につながります。そこにはやはり信頼の置ける業者さんに任せるほかは無いようです。

わかりやす~いコンクリートの話。その3

2008 年 2 月 25 日 月曜日

まだまだコンクリート(以下 CON)の話、というか簡単な構造の話。
でもこれだけ知っていれば十分かなと言うことです。

結論から先に言えば、CONは圧縮力を負担します。そして圧縮の反対の力である引っ張りを負担するのが鉄筋です。そうです、鉄筋コンクリート構造とは、こういった力の分担をしているわけなんです。

ちょっとイメージしてみましょうか?
僕は子供の頃よく新しいケシゴムを買うとケースから取り出して、親指と人差し指でグニャ~って曲げて遊んでました。その曲げている力が限界に達すると上側に亀裂が入ってきて、まもなく2つに切れちゃいます。あの状態、上側の亀裂の入るほうが引っ張りで下側が圧縮です。

消しゴムでご説明

なんとなくでもわかればOKです。

CONは圧縮を負担するので曲がる力に対して踏ん張ろうとします。逆に鉄筋は引っ張りを負担するので曲がる力に対して粘り強く曲げについていきます。(針金をイメージしてみてください。グニャッと曲がるでしょ。)

鉄筋コンクリート構造とは鉄筋とCONのお互い良い特徴を生かした構造なんですね。この構造は住宅では主に基礎に用いられています。

わかりやす~いコンクリートの話。その2

2008 年 2 月 24 日 日曜日

・・・・・・先回の続き

コンクリート(以下 CON)の品質というものは現場の状況、特に気象条件に大きく左右されます。現場に搬入される生CONは、まさに字の如く生きていると言ってていいでしょう。

と、その前にCONは何で出来ているか、お話します。
基本は、砂と砂利と水とセメントで構成されています。
この配合を変えることによりさまざまな強度のCONができるのです。(厳密には他にも調合されるものがありますが、専門的になるのであくまで基本。)
これらが化学反応を起こしCONが徐々に硬化していき、カチンカチンのCONが出来上がります。

話をもどして。
CONは生きてるって言うこと・・・・
そう、生CONも人間と暮らす環境と同じで気温が高すぎても低すぎてもいけません。僕が思うに、人間が快適と感じる気温がCONにも適していると考えます。

気温が高すぎると(真夏の炎天下のように)急激な水分蒸発により、硬化後クラック(ひび割れ)などの原因になるでしょうし、又気温が低すぎると(氷点下になんかなると)水分が凍結して硬化できずにボソボソのCONとは言えないものになっちゃいます。

又、雨や雪の日にも注意が必要です。
前にもお話したとおり、プラント(工場)で配合されたものが現場で施工されることが原則です。
現場で生CONを打設後、雨など入らないようにしっかり養生されればよいのですが、なかなか完全とはいきません。やはり雨が降っていない時に施工するのがよりよい方法だと思います。(それも直射日光が当たらない曇りの日なら尚よいでしょう。)

それと気を付けたいのは、現場とプラントの距離。
理想は30分以内で到着できる距離。1時間も掛かるようならやめたほうがいいかも・・・・
なぜならミキサー車がプラントを出て現場に向かっているときから既に硬化は始まっていきます。
真夏のすごく暑い日なんかでしたら1時間以上経つと、目でも手で触っても硬化しているのがわかります。

できるだけ現場から近いプラントから生CONを出荷することがよりよいCONの品質を保つ要因になるんですね。

わかりやす~いコンクリートの話。

2008 年 2 月 24 日 日曜日

わかりやす~いコンクリートの話。

木造住宅と言っても全てが「木」で出来ているわけではありません。構造体の種別として「木」なのですが、木造住宅に限らず全てと言ってよいほど基礎にはコンクリート(以下 CON)が使われています。

そのCONにも種類はいろいろありますが、基礎に使われているCONはレディーミクストコンクリートと言って俗に生コンクリートとも呼ばれています。

性状はドロドロとしていて、黒っぽい灰色をしています。
性質はアルカリ性で素肌に触れると荒れてしまうので、直接手では触らないように注意しなければいけません。

又、比重はタテ1m×ヨコ1m×高さ1mで2.3トンで同じ体積の水が1トンですから、とても重いですね。

コンクリートミキサー車

住宅の工事現場にコンクリートミキサー車が止まっているのを見た事がありませんか?
あれは基礎にCONを打設している状況です。
CONを流し込む作業を「打設(だせつ)」と言ったり、「打つ」と言ったりします。おもしろい独特な表現ですよね。

昔の話で(今はこんな事をしている業者はいないと思いますが・・・)現場に搬入されたCONにまた水を現場で入れている事があったそうです。
CONをやわらかくして作業性をよくする為に行われたようですが、この行為はCONの性能を著しく低下させ、強度も大きく減少するので絶対に行ってはいけないのです。

CONはプラント(工場)で配合された状態のものを現場で打つ事が絶対条件です。

続きはまた次回・・・

大切な事。

2008 年 2 月 23 日 土曜日

今日は朝からお客さんのところへ

以前勤めていた会社で家を建てて下さって、非常にお世話になったお客さんです。
そのお客さんは、僕が会社を辞めたことは知っていたのですが、何故かその会社に連絡をすることなく僕のところへ連絡をくれました。

内容は小さな不具合。

とはいってもお客さんは困っているので早速修繕道具を持って出発。
僕自身も自分が担当した建物の事なので自分が対応する事に何の抵抗も感じず自然な事と思えました。

もちろんお客さんは会社と契約を結んで家を建てたわけで、不具合があればその会社に連絡して対応してもらえばいいのです。きっと僕もそのお客さんにそういう風に説明するべきだったのでしょう。

でも、お客さんは僕を信頼して連絡してきてくれたので、とてもありがたく僕もそれに答えないわけには行きません。(自分ができる範囲というものはありますけど)

僕の結論。「お客さんが頼みやすいところに頼めばいいのかな。」

僕はそんな人と人とのつながりって大好きです。
家造りにたずさわる人ってあんまり損得勘定を考えちゃうとつまらなくなっちゃうんじゃないかな。

僕は楽しく家造りをしていきたいですし、お客さんにも楽しく家造りと楽しい暮らしができるようにお手伝いをしていきたいです。
それも人と人とのつながりを大事にしながらですね。

(ちゃんと商売しろって声がきこえてきそう・・・)

家造り!

2008 年 2 月 22 日 金曜日

今、家を建てようと思ったらどこに頼のめば良いのだろう。

それはお施主さん次第。
と言ってしまっては話が続かない。

しかし、なにを選択するのかは、やはりお施主さん次第でしょう。

家を造る業者はハウスメーカー、パワービルダー、工務店、設計事務所と大きく分けるとこうなります。
住宅というカテゴリーで、この4タイプの業者のどこかが一人勝ちしているわけではなく、それぞれに持ち味を活かしてお施主さんを分けているようです。
言い換えればお施主さんの予算や好み、家に対する自分の位置づけなど無限に広がる答えに1つの業者パターンだけが確立されるとも思いません。

各業者には強みと弱みがありますが、その中からいかに自分に合う家を造る(自分や家族の暮らしが実現できる)業者を選ばなければなりません。でもそれは決して簡単な事では無く、家造りを真剣に考える人ほど迷うんだろうと思います。

そこで僕からの提案。

家を造る前に沢山勉強しましょう。
家という建築物のこともそうですけれど、どういった暮らし方をしたいのかという事も非常に重要な事です。勉強をしていけばしていくほど、自分に合う業者が見つかるものです。

是非、沢山勉強して自分にとって良い家造りをしましょう。

少しでもお手伝いが出来ればと思いますので、さまざまな情報をお伝えしていきます。