わかりやす~いコンクリートの話。その4

CONの強度というものは一種類だけではなくていくつも種類があります。
表される形は

21・15・25

このように数字が3つ並びます。
各数字には本来単位があるのですが、ややこしくなるので数字の意味についてお話しますね。

まず最初の数字21について。

この数字はCONが4週間後に達する圧縮強度の数値で
数字は1平方センチあたり210kgの荷重に耐えられると言うことです。
この数字が大きくなると強度も強くなり、小さくなると弱くなります。
4週間後にはCONの持つ圧縮強度80%に相当に達します。
100%に達するまでにはそれからまだまだ時間が掛かります。

つづいて真ん中の15について。

この数字はCONの柔らかさを表す数字です。
スランプコーンと呼ばれる高さ30㎝の筒にCONを詰めて、スランプコーンを引き抜いたときに
崩れたときの差を表します。
15と言うことは30cmあった高さが15㎝に崩れたと言うことです。
この数字が大きくなると柔らかく、小さくなると硬くなります。

最後の数字25について。

この数字は粗骨材(CONの中の砂利です。)
の最大寸法です。
25と言うことは25mmですね。

と、このようにCONの種類をを数字で表すとこのようになります。

ここで気を付けなければならないのは、CONの最初の数字圧縮強度です。
通常構造体には18を下回るようなCONは使用しないほうがよいでしょう。通常は21以上といったところでしょうか。

さらに気温に応じて温度補正を掛けることがよりよいCONの品質を保つことができるでしょう。
これは低い気温のときに通常の強度より割り増しておくと言うことです。
気温によってこの補正値は変わってきます。

このCONの強度をしっかりと出さなければなりません。
そしてCONの品質を保つのに大事なことは養生です。

次回は養生についてお話します。
(なかなかCONの話題が終わらない・・・・)

27. 2月 2008 by Re-size.
Categories: 仕事, 住宅, 建築 | Leave a comment

Leave a Reply

Required fields are marked *