わかりやす~いコンクリートの話。その3

まだまだコンクリート(以下 CON)の話、というか簡単な構造の話。
でもこれだけ知っていれば十分かなと言うことです。

結論から先に言えば、CONは圧縮力を負担します。そして圧縮の反対の力である引っ張りを負担するのが鉄筋です。そうです、鉄筋コンクリート構造とは、こういった力の分担をしているわけなんです。

ちょっとイメージしてみましょうか?
僕は子供の頃よく新しいケシゴムを買うとケースから取り出して、親指と人差し指でグニャ~って曲げて遊んでました。その曲げている力が限界に達すると上側に亀裂が入ってきて、まもなく2つに切れちゃいます。あの状態、上側の亀裂の入るほうが引っ張りで下側が圧縮です。

消しゴムでご説明

なんとなくでもわかればOKです。

CONは圧縮を負担するので曲がる力に対して踏ん張ろうとします。逆に鉄筋は引っ張りを負担するので曲がる力に対して粘り強く曲げについていきます。(針金をイメージしてみてください。グニャッと曲がるでしょ。)

鉄筋コンクリート構造とは鉄筋とCONのお互い良い特徴を生かした構造なんですね。この構造は住宅では主に基礎に用いられています。

25. 2月 2008 by Re-size.
Categories: 仕事, 住宅, 建築 | Leave a comment

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